【報告】EXPO2025大阪・関西万博「TEAM EXPOパビリオン」で水田除草ロボットを紹介しました
2025.07.17
2025年日本国際博覧会(EXPO2025)において、6月9日~11日の3日間、水田除草ロボットを紹介しました。展示タイトルは「日本の原風景、棚田で活躍する球体除草ロボット」です。
展示場所は、万博会場西側「フューチャーライフゾーン」にある「Team Expo パビリオン」です。ここは、未来の暮らし、未来への行動をみんなで考え、共に創り出していく共創を実現する場を提供するパビリオンです。平日で雨天にもかかわらず、大勢の来場者がありました。展示ブースでは、自動運転で回転するロボット(通称ボールダック)を展示し、棚田の魅力や開発の経緯を映像やパンフレットで紹介しました。
絶え間なく沢山の方々に来場頂きました。水田除草に苦労されている生産者のほかにも「この赤いボールは何ですか?」「どうしてロボで除草できるの?」と、赤いロボットが目に入り立ち止まる方々が後を絶ちませんでした。また、「What is this ball ?」「¿Qué es esto?」と、海外からの来場者の注目も集めていました。
特に印象深かったのは子供たちです。自動で動く赤いボールに興味津々でした。生産者からは是非商品化して欲しいとの意見、価格や実用化の時期など沢山の質問がありました。消費者からも棚田の大切さ、明るい未来農業に期待するコメントが多くありました。
万博での水田除草ロボットの紹介を通して、棚田の魅力や大地からのめぐみについて、様々な国籍や年代の方々と対話ができました。また、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現にも大いに貢献できた3日間でした。来場者や会場関係者など、応援頂いた沢山の方々に感謝申し上げます。
※ロボット開発は、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術研究支援センターの「戦略的スマート農業技術等の開発・改良」の支援事業を受けて実施しています(研究期間:2023年度~2025年度)
<万博HP> https://www.expo2025.or.jp/
●万博ブースと展示ブースの様子
<西門ゲート・大屋根リングとミャクミャク像・フューチャーライフゾーンの展示ブース>
<ボールダックが土を掻きながら自動走行する様子を実演・映像で棚田の魅力や開発に至った経緯などを説明>
<来場者と対話をする松添教授・ボールダックの動きに興味津々な修学旅行中の中学生たち>
●万博投影動画
<日本国際博覧会 EXPO2025 球体除草ロボット紹介動画JP> <日本国際博覧会 EXPO2025 球体除草ロボット紹介動画EN>
●配布パフレット