【報告】キックオフミーティングを開催しました
2023.09.11
「棚田・小水田の除草労働を省力化する球体ロボットの開発」設計検討会(キックオフミーティング)をオンライン併用で開催したので報告します。
開催日時 | 2023年8月3日(木)13:30~15:30(オンライン参加者)、13:30~16:15(対面参加者) |
スケジュール概要 | 13:30~15:30 研究趣旨説明、R5年度のロードマップの説明
15:40~16:15 水田除草ロボのデモンストレーション走行(対面参加者のみ) |
開催場所 | 熊本県立大学 グローカル棟111教室及び大学内実験水田 |
参加者 | 28名(対面18名、オンライン10名) |
コンソ構成員 | 【研究機関】
熊本県立大学(松添、小林) 熊本高等専門学校(湯治) 津山工業高等専門学校(井上、曽利) 鹿児島大学(髙山) 佐賀大学(上埜) 末松電子製作所(末松、槌山、本村) IKOMAロボテック(安藤、松永、戸田) 地方経済総合研究所(宮野、前田) 【普及・実用化支援機関】 山都竹琉(野口) |
研究支援者 |
九州バイオリサーチネット(本田) |
協力機関 |
熊本県(藤井) 山都町(西、藤原) 山江村(川口) |
農水省関連 |
農林水産省担当者(5名) 生研支援センター担当者(2名) |
研究の趣旨・目的について、熊本県立大学松添教授から説明があった後、R5年度の中課題・小課題と達成のロードマップについて各部門より説明が行われました。(下記プログラム参照)発表が行われた後は対面参加者及びオンライン参加者による活発なディスカッションが行われました。
設計検討会プログラム
中課題1.ロボットの開発
(1)ロボット本体部分を構成する要素部品の設計・試作(津山工業高等専門学校)
(2)球体移動ロボット球体部の設計・試作、ロボット本体の制作と動作確認(IKOMAロボテック)
(3)外装部の設計・試作(熊本高等専門学校)
(4)外装部の制作と実証実験(末松電子製作所)
中課題2.ロボット制御部の開発(熊本高等専門学校)
(1)ビーコンを用いた走行プログラムの開発
(2)バッテリー低下および走行不可時における緊急対応機能の開発
中課題3.社会実装に伴う検証とマニュアル作成
(1)ロボットの除草効果の評価(熊本県立大学)
(2)ロボットのイネの生育・収量に与える影響の評価(佐賀大学)
(3)ロボットの稼働時間が除草効果に与える影響(熊本県立大学)
(4)生産者の水田における除草効果とイネへの影響調査(熊本県立大学)
(5)ロボットと合鴨(合鴨農法)の比較による客観的な評価(鹿児島大学)
(6)ロボットと鴨放飼を組み合わせた新たな合鴨農法の検討(鹿児島大学)
(7)ロボットのマニュアル作成(熊本県立大学)
中課題4.研究成果の社会実装に向けた行動(熊本県立大学)
(1)ロボットについての勉強会・検討会の開催
(2)研究成果の発信
中課題5.地域金融機関等からの専門的な助言等(地方経済総合研究所)
(1)資金調達に係るシミュレーションの作成及び情報整理
(2)市場調査
閉会の挨拶の後、対面参加者のみ熊本県立大学実験水田に移動し水田除草ロボのデモンストレーション走行が行われました。