県内の販売農家数や農業算出額に占める中山間地域の割合は、全国よりも高い水準となっており、熊本県における中山間地域での農業は非常に重要な位置づけとなっています。
棚田・小水田の維持・活用には労働時間の大幅削減や軽労化が必要です。特に、暑く長時間を要する水田内の除草労働を省力化する技術開発が求められています。そこで、除草作業の無人化・軽労化並びに農業機械の電気化の推進を目的とした自律型ロボットを開発します。
農薬を使わない除草方法は、有機農業に取組む農家の大きな負担となります。
棚田・小水田の維持・活用には労働時間の大幅削減や軽労化が必要です。特に、暑く長時間を要する水田内の除草労働を省力化する技術開発が求められています。そこで、除草作業の無人化・軽労化並びに農業機械の電気化の推進を目的とした自律型ロボットを開発します。
以下の機能を備えたロボットの実用機を完成させる。
1.持ち運びが簡単(軽量性)
2.除草中は人の関与を必要としない(自律走行性)
3.水田に数回投入することで雑草を防除する(除草性)
4.イネの生育・収量や土壌に負の影響を与えない(安全性)
中山間地域の棚田・小水田で展開される有機農業等での除草に大きな役割を果たします。
また、GPSに頼らないビーコンを使ったロボット移動制御技術は、中山間地域おけるスマート農業機械の通信技術として汎用化できます。